生チェロ 変身@@

本日のレッスン。えっこらえっこらケースを背負ってレッスン室へ。楽器を出して調弦。歩いている時からパコパコ音がしていたので嫌な予感はあったが、G線がベロリン。急に温かくなったせいか緩んでました。


先生がヒョイッと受け取ってテキパキとペグを回して、ついてに他の弦も様子を見て、そして


「あら、駒がちょっと反ってますね」と、言うや両手の親指でグイグイグイ。


え…、そんなギウギウ力尽くで行っちゃうものなんですか…。思わず声が出てしまった。


「意外に大丈夫ですよ。折れることもありますけど、折れるとしたら、もう駒が駄目ってことですしね^^」と、いつものように微笑みながら、物騒なことをおっしゃる。


そういうもんなんですか…。まあ、そう言われればそうですね。どうにも弦楽器に過剰な高級感を抱いている身には恐れ多くて思いつきもしない。


で、「はい、どうぞ」と渡された楽器を弾いてみて??? なんか違う。「クリアな音になったでしょ」と、先生。


クリアかどうかは良く分からないが、音がデカイ気がする。「駒が曲がっていると音が曲がるんですよ」そうか、今まで曲がった音を聞いてたのか…。


そしていつものようにレッスンが始まると、えらい違う。違いすぎてシドロモドロ、できていたところもメチャクチャ。指も弓もワヤクチャになってストップ。思わず言い訳。「あの、反応が違いすぎて、えらく響くので、そのあの、聞いているうちに、何が何やら、ついていけなくて…」その反応に先生がビックリ「そんなに違うんですか?」


全然違う。軽く壁に投げたボールが同じくらいの速度で返って来ていたのが、倍くらいに加速して帰って来るような感じ。はねかえってきたボールを受け取るのが精いっぱい。当たらないようにとっさによけるのが精いっぱいみたいな感じ。ボールをキャッチして投げ返すことなどできない。


2度目は少しマシになった。5m先から全力で投げてくるのが分かって入れば、踏ん張りようもあるというもの。


すっかり、筋骨隆々武骨者と思っていた「銅丸」は実はもっとスゴイやつだった。キラキラと伸びやかな音を出すこともできる雅な貴人だったらしい。ずっと放っておいてごめんよ。やっぱり調整ってやつに出すべきなんかなぁ。先生に相談してみようっと。




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