オーケストラ2

で、翌日日曜日。朝から会場へ。今日は昨日より広いホール。冷房が良く効いていて、体は楽だけれどすぐに楽器が冷えてしまう。

今日もリップスラーのアップを丁寧に行っていく。そして、スタッカート(と、いうかタンギング?)口を大きく開けて、どこに舌をつくのかとその音を出して7通りのスタカートと言うのをやる。下の中ほどを口蓋の中ほどにつけるこもったようなスタッカートから始まり、次第に前の方に突いていく。最後は歯と歯の間に鋭く舌を挟むような激しいスタッカート。それを全員で同時ではなく、あっちこっち多発的に行う、曰くコオロギ(たぶん蝉のこと?)練習を行う。ダカダカ、タカタカ、タタタタ、休みなく、息がなくなったらブレスして。めちゃくちゃなのに楽しい。

「コオロギ協奏曲」のできあがり、らしい。

その後演奏会の2曲を練習。昨日も気にしていたが半音上げたいらしい。参加者の多くの方々は移調読みができるようだが、私はすぐには無理。宿題で譜面を書き直せばたぶんできるけど…。

「無理な方は正直に手を挙げて下さい」と言われたので、まっすぐ手を挙げてしまった。だって、急には無理…。

結局楽譜通りになったけど。よ〜〜〜く、考えたら、ホルンのB♭のスケールなのでできたかも…。う〜ん、先生のスケール練習をもっと熱心にやっとけばよかった…。

で、今日も2回ずつくらい練習して終了。

その後、お昼御飯を挟んで午後はオーケストラの練習会場となっているので、見学。お昼御飯を外で食べて戻ると、思いがけない懐かしい方との再会。実に3年ぶりくらいか。まさかこんな所で会えるとは、と飛び跳ねていたら、さらに1年ぶりの人とも再会。いやぁ世の中狭い。悪いことはできない。いや、悪いことしてるわけじゃないんだけど、あまり趣味のこと外で話してないし…。

リハーサルがはじまると次々と曲が進んでいく。弦楽器に人たちってすごいな。全部弾けちゃうんだ…。多少人の入れ替わりはあるようだがとにかく弦はひたすら弾いている。

ある曲で指揮者が「こんな風なんだ!」と踊りだす。「狂ったように踊るんだ」と言いながら狂ったように踊りながら指揮を始めた。なんかとても面白い。クラッシックってもっとしかめつらでカリカリ進むのかと思ってた…。

後に聞いたらその日は夜の10時くらいまでリハーサルが続いたらしい。すべて踊ったわけではないだろうが、その情熱もすごけりゃ、ずっと弾いたり吹いたりしている人たちもすごい。