情景

少しずつ音楽を音楽として奏でることを意識するように求められるようになってきた。

まずはユーモレスク。どのような情景を思い浮かべるのか、という話から。汽車の中で創られたという話から、やはり汽車での旅から始まる。

緑の明るい草原を走る汽車。次の主題で少し山間の谷間へ。そして広い河原に出て、で、そのあと。情景よりも汽車に乗っている人に早変わり。恋人に会いに行く不安な気持ち。遠距離恋愛の彼女(彼)は今でも自分と恋人であるのだろうか。マーガレットの花占い、好き、好きじゃない、好き、好きじゃない、と勝手に妄想を膨らませ、不安を募られせている。端で見ているとバカバカしくなるようなヒロイックな若者。再び情景は車窓に移り、そんなひとり盛り上がっている青年とは無関係に、人気のない草原を走り抜けていく。

なる、物語を創って弾いてみた。イメージに集中しすぎて指がお留守になってポジションを移り間違えたりしたが、これはこれで面白い。

金婚式はどんなお話にしようかな。