50

la cinquantaine なる曲に手をつけ始める。金婚式とサブタイトルされているこの曲から、どうも老夫婦を祝う優しさや厳かさを感じることができない。むしろ重々しいドレスを着て踊る男女を想像してしまう。

で、気になったので、cinquataineの意味を調べてみた。もちろんフランス語などできないので、webの翻訳機能を使うと、「50」と言う意味らしい。冠詞の「la」がつくことで特定の50を表し、金婚の意になるのだろう。

昔のことである。早婚だったとはいえ70くらいまで生きながらえることも稀なら、夫婦とも健在で50年連れ添うことはさらに稀であり、あやかりたいものであったのだろう。金婚式の祝いの曲というよりも、50年もの歳月に思いを馳せた曲なのかもしれない。

ふむ、山あり谷あり転調ありのこの曲は人生なのか。