とりあえずやってみよう
で、翌日。
AmazonからDVDが届いた。見てみる。
ふむふむ、このように構える。
構えてみる。 うむ、なんとかなるぞ。
ふむふむ、このように弓を持つ。
持ってみる。 なにぃぃ、なんでそんなことできる???
どうやっても支えられない。
しばらく悩むが、つっかえていても仕方ないので進む。
ふむふむ、このように擦ると、
わぉ ♪ 音がでた ♪
なぁ〜んだ、簡単に音が出るんだ。
その上、チェロがバラバラになるような様子もない。
想像していたほどには繊細ではないようだ。無茶したらいかんだろうが、大事に扱えば大丈夫なようだ。
しかし、でかいなぁ、こいつ
DVDに言われるまま、あっちを擦ったり、こっちを押さえてみたり、チェリストのまねごとをしてみるが、とにかくでかい。
L氏の言葉「無理だと思いますけど…」が脳裏をかする。
いや、もっと小柄な女性でプロのチェリストだっているじゃないか。
弾くんだ、弾くんだ、弾きたいんだぁ。
誰もいない部屋の中で幻と格闘し、えいっとSUZUKI CELLO SCHOOL を取り出す。
????
なにぃぃぃ
へ音記号だとぉぉぉ
ええっと、たしか点々の間がファだったよな。ファ、ミ、レ、ふむ「レ」を弾くんだな。で、どれが「レ」だ???
太い方から順番に擦ってみるが、どれも「レ」に聞こえる。
♪レ〜〜〜〜
♪レ〜〜〜〜
♪レ〜〜〜〜
♪レ〜〜〜〜
そう、ナランには絶対音感が備わっていない。
チューナー買いに行こう…。